【初心者必見】ギター選びの極意:ネックの形状と仕上げが演奏性を左右する!

ギターを選ぶとき、外観や音色に目が行きがちですが、実はネックの形状や仕上げが演奏性に大きな影響を与えることをご存じでしょうか?

特に、長時間練習するギタリストにとって「手に合ったネック」を選ぶことは上達の近道です。

この記事では、初心者でもわかりやすく「ネック選びのポイント」を解説し、あなたにピッタリのギターを見つけるお手伝いをします!

目次

1. ギターネックの形状と太さが重要な理由

ギターのネックは、実際に触れて演奏するパーツのため、自分の手にフィットするかどうかで快適さが大きく変わります。以下のポイントを押さえましょう。

手の大きさに合った太さを選ぶ

手が小さい人には細めのネック、手が大きい人には太めのネックがフィットしやすい傾向があります。

特に初心者の場合、太すぎるネックはコードを押さえる際に負担が大きくなり、挫折の原因になることも。

【注意点】手が小さい=細めのネックが良いとは限らない!

手が小さいからといって、必ずしも細め(薄め)のネックが最適というわけではありません。

ネックの選び方には個人差があることを覚えておきましょう。

初心者の方で、「自分に合ったネックが何なのか分からない」という場合は、まずこの記事で紹介したポイントを参考にしてみてください。

そして、ギターに慣れてきたら、食わず嫌いをせずに、さまざまな形状や太さのネックを試奏してみるのがおすすめです。試すうちに、自然と「これだ!」と思える一本に出会えるはずです。

ちなみに、筆者は手が極端に小さいのですが、意外にも太めのネックの方がしっくりきます!こういったケースもあるので、最初の印象や固定観念にとらわれず、いろいろな選択肢を試してみることが大切です。

形状(Cシェイプ、Vシェイプ、Uシェイプ)もチェック!

ネックの断面の形状は、メーカーやモデルによってさまざまです。例えば、以下のような特徴があります。

  • Cシェイプ:手に馴染みやすい万能型で初心者におすすめ。
  • Vシェイプ:指が長い人や、親指をネックの上に置くスタイルに適している。
  • Uシェイプ:太めでしっかり握れるため、大きな手の人に最適。

【事例】初心者がCシェイプのネックを選んだ結果

ある初心者のAさんは、最初にUシェイプのネックのギターを購入しましたが、「指が届かない」「押さえるのに力がいる」と悩んでいました。

そこでCシェイプの細めのネックをおすすめし買い替えていただいたところ、コードチェンジがスムーズになり、練習が今までの何倍も楽しくなったと喜んでいました!

2. ネック仕上げの違いと選び方

ネックの仕上げ(フィニッシュ)は、演奏中の滑りやすさに影響します。主に以下の2タイプがあります。

グロスフィニッシュ(光沢仕上げ)

  • 特徴:見た目が美しく、適度なグリップ感がある。
  • 向いている人:滑り止めの感覚が欲しい人、汗をあまりかかない人。
  • 注意点:手汗をかくと滑りにくくなる場合も。

サテンフィニッシュ(つや消し仕上げ)とそのデメリット

  • 特徴:手汗をかいても滑りが良く、ポジション移動がスムーズ。
  • 向いている人:速弾きや頻繁に移動する演奏スタイルのギタリスト。
  • 注意点:見た目は控えめで、ツヤを好む人には物足りないかも。

【補足】最近注目の「オイル仕上げ(オイルフィニッシュ)」

オイル仕上げは、サテン仕上げの一種で、手触りが柔らかく、自然な感覚が特徴です。特にハンドメイドギターや高級モデルで採用されることが多く、「素手で木を触っているような感覚」が好きな方に人気があります。

しかし、メリットだけでなく、デメリットも存在します。

・耐久性が低い

オイル仕上げは塗膜が薄いため、他の仕上げに比べて摩耗しやすい傾向があります。長期間使用すると、手で触れる部分がすり減り、メンテナンスが必要になることも。

・汚れが付きやすい

オイル仕上げは、木材がほぼむき出しの状態に近いため、手汗や汚れが浸透しやすいというデメリットがあります。そのため、定期的なオイルの再塗布やお手入れが必須です。

・湿度や温度の影響を受けやすい

オイル仕上げのギターは、湿度や温度の変化で木材が動きやすくなる場合があります。特に湿気が多い環境では、ネックが反りやすくなることもあるので、保管場所には注意が必要です。

オイル仕上げのギターは、独特の手触りや見た目のナチュラル感を楽しめる一方で、メンテナンスや取り扱いに少し手間がかかる部分もあります。

こうした特性を理解した上で、自分のライフスタイルや演奏スタイルに合っているかを考えることが大切です。

3. 指板の素材で演奏の感触が変わる!

ギターの指板素材も、演奏性に影響を与える重要なポイントです。主な素材と特徴を比較してみましょう。

素材特徴
ローズウッドしっとりした触感で滑りが良い。暖かみのある音が特徴。
エボニー高級感があり、耐久性も高い。音の立ち上がりが早い
メイプル明るい音色で、塗装されていることが多い。見た目が美しいが、滑りにくい場合もある。

4. 初心者がギターを選ぶときのポイント

初心者がギターを選ぶときは、最初から完璧を目指す必要はありません。以下の3つを重視して選びましょう。

1. 直感を信じる

「これ、かっこいい!」と感じる見た目のギターを選ぶのも大切です。気に入ったデザインなら、練習が楽しくなります。

【初心者必見】自分の「好き」を信じてギターを選ぼう!

楽器店でよく目にする光景ですが、こんな話を聞いたことはありませんか?

「楽器店で『これ、かっこいい!』と思ったギターを見つけたのに、店員さんから『初心者ならこっちの方が良いですよ』と別のギターを勧められた。

そのまま勧められたギターを購入したけれど、いざ家に帰って弾いてみても気分が上がらず、練習する気になれない…」こういったエピソードは、初心者の方には意外と多いんです。

ギター選びはとても個人的なものなので、「初心者向け」という言葉だけを鵜呑みにしてしまうと、あとで後悔することもあります。

せっかく購入したギターにテンションが上がらないと、ギターを手に取る回数が減り、最終的に練習自体が楽しくなくなってしまうことも…。

自分が気に入ったギターを選ぶことの大切さ

ギター選びで最も大切なのは、「自分の好きなデザインや雰囲気のギターを選ぶこと」です。初心者だからといって、必ずしも「初心者向け」とされるものを選ぶ必要はありません。

もちろん、店員さんが勧めてくれるギターには理由があります。それは、操作性が良かったり、扱いやすかったりと、初心者でも安心して始められるようなポイントを考慮しているからです。しかし、最終的にそのギターを毎日弾くのは店員さんではなく「あなた」です。

「弾きたい!」と思えるギターを選ぶことで、モチベーションが格段に上がり、練習時間が増える。結果として、上達も早くなるという良い循環を生むのです。

2. 試奏してみる

ギターを選ぶ際、試奏をするかしないかで満足度が大きく変わります。

たとえ「初心者向け」として定評のあるモデルでも、すべての人にフィットするわけではありません。なぜなら、ギターは一人ひとりの手のサイズ、握力、指の長さ、演奏スタイルによって「感じ方」が大きく異なる楽器だからです。

試奏が大切な理由

スペックだけでは分からないフィット感を確かめられる

ギターのスペックやレビューを調べることは大切ですが、手に取ってみないと分からない部分が多くあります

。例えば、ネックの太さや形状、ボディの重さ、弦高(弦と指板の距離)などは、スペック表を見ただけでは自分に合うかどうかは判断できません。

音の「好み」を実際に耳で確認できる

同じモデルのギターでも、製造過程でのわずかな違いや木材の個体差によって音色が変わります。

これは特に木材がメインのギター(アコースティックギターやセミアコなど)に顕著です。

カタログを見て「このギターが良さそう」と思っても、実際に弾いてみたら想像していた音と違う、ということは珍しくありません。

また、出来るだけ店員さんに演奏してもらい「音を確認」するようにしましょう。

仮に自分では演奏できなくても、好きな音かそんなに好きではない音なのかは案外分かるものですよ!

それと、初心者の方も「試奏しても何が良いのか分からない」と思わず、とにかく「弾いてみる」ことが大切です。

店員さんに「初心者なのでどこをチェックすれば良いか教えてください」とお願いすれば、親切にアドバイスしてくれることがほとんどです。緊張せずにぜひ試奏してみてください!

3. 後からカスタムも視野に入れる

ギター選びは、最初の段階で完璧を求める必要はありません。

むしろ、購入後にカスタムを重ねることで、自分にピッタリの一本を作り上げる楽しさがギターライフの醍醐味です。

カスタムのメリット

自分の演奏スタイルに合わせて調整できる

たとえば、弦高が高い(押さえるのに力が必要)ギターは、ネックの調整やブリッジの調整で改善可能です。

また、手汗をかきやすい人は、ネックの仕上げをグロスからサテン仕上げに変更することで滑りを良くすることができます。こうした微調整をすることで、演奏の快適さが劇的に向上します。

音の幅を広げられる

エレキギターであればピックアップを交換したり、弦の種類を変えたりすることで、ギターの音色がガラリと変わります。

たとえば、ロック向けの音色に特化したピックアップを取り付ければ、バンド演奏で存在感のあるサウンドを楽しめるようになります。

アコースティックギターの場合でも、弦を張り替えるだけで「柔らかく響く音」や「明るくクリアな音」を手に入れることが可能です。

初心者でもカスタムを視野に入れるべき理由

「初心者だからカスタムなんて難しそう」と思う方もいるかもしれません。

しかし、楽器店では簡単なカスタムを手頃な料金で依頼できる場合が多いです。また、YouTubeやブログなどでは初心者向けのカスタム解説動画がたくさん公開されています。

最初は小さな変更から始めても良いので、少しずつ自分だけのギターに育てていく楽しさを味わってみてください。

試奏とカスタムで「運命の一本」を作り上げる!

ギターを選ぶ際には、試奏して自分の感覚で確かめること、そして購入後にカスタムを視野に入れることがとても大切です。

最初から「完璧なギター」を求める必要はありません。試奏で手にフィットするギターを見つけ、カスタムを通じて音や演奏性を徐々に改善していくことで、自分だけの一本が完成します。

「このギターで弾きたい!」と心から思えるギターに出会えたら、それがあなたにとっての運命の一本です。そのために、ぜひ試奏とカスタムの楽しさを活用してみてくださいね!

まとめ:あなたにピッタリのギターを見つけよう!

ギター選びで重要なのは、自分の手や演奏スタイルに合った「ネックの形状」と「仕上げ」を見極めることです。

最初は直感や好みに任せて選んでも問題ありませんが、徐々に自分の好みが分かってきたら「これが自分に合っている」と思えるギターを常に探すようにしましょう!

そして運命のギターに出会うことができたら、演奏の楽しさが倍増します。

ギターは一生のパートナーとも言える存在。
じっくり選んで、最高の相棒を見つけてください!

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