Delay(ディレイ)の魅力を徹底解説!

エレキギターを弾いていると欲しくなるのがエフェクター。

その中でも魅力的に感じつつも、よく分からない…となるのがDelay(ディレイ)の存在ではないでしょうか?

そこで今回は、ギターエフェクターのDelay(ディレイ)について、特徴と効果的な使い方をご紹介します。

ざっくりと言ってしまえば、ディレイは、ギターの音を一定の遅延時間で繰り返し再生するエフェクトで、音を豊かにし、空間感や奥行きを与える効果があるわけですが…この解説だけでは実際どんなサウンドになるか分かりにくいと思いますので、今回は代表的な機種や使用曲、初心者にオススメの機種などを交えながら解説してまいります。

目次

ディレイの特徴

まず、Delay(ディレイ)の効果から解説しますが、ギターの音を一定の時間遅延させて繰り返し再生するエフェクトです。

いわゆる「やまびこ効果」というものですね。山に向かってヤッホーと言えばヤッホーが徐々に小さくなりながら何度もこだましますよね。あの感じを再現したエフェクターです。

機械的(デジタルであればDSPなどのチップで)に再現しているので、遅延時間やフィードバック(どれだけの時間効果が続くかの長さ)の設定によって、繰り返し回数や返しの長さ、音の密度を調整できます。

DelayとReverbの違い

よく聞かれるのがReverb(リバーブ)との違いですが、リバーブが空間内での音の反射や反射の繰り返しによる減衰の様子を自然に再現しているのに対して、ディレイはあえて分かりやすくやまびこ効果を作ることで、積極的に音に迫力や華やかさを加えるような使い方をします。

また、ディレイは、原音のクオリティを損なわずに音をリピート再生するため、音質の劣化が少ない特徴があります。

Delay(ディレイ)の種類

ちなみに、ディレイにはアナログディレイとデジタルディレイの2種類があります。

アナログディレイはウォームで自然な音色を再現し、デジタルディレイは正確な遅延時間や多彩なエフェクトを提供します。

私個人としては細かく設定できるデジタルディレイを愛用していますが、アナログディレイの温もり感も捨て難い…と思うこともしばしば。

両方所有して使い分けられるのが一番ベストですが、Delayはちょっとお高めなので悩ましいところです…。

Delay(ディレイ)の効果的な使い方

Delayにはいくつかの代表的な使い方がありますのでご紹介します。

ショートディレイ

短い遅延時間で音を繰り返すことで、独特のリバーブ効果を作り出す使い方です。

アルペジオなどの奏法で使用されることが多く、音に奥行きと広がりを与える効果があります。

ロングディレイ

長い遅延時間を設定することで、エコーのような効果を得ることができます。

ギターソロなどで使用すると、音にメリハリが生まれ、迫力のある演奏が可能となります。

ディレイ+リバーブ

ディレイとリバーブを組み合わせることで、より広がりのあるサウンドを実現できます。

ディレイの遅延時間やフィードバック量、リバーブの残響時間などを調整することで、さまざまな表現が可能です。

代表的なディレイ機種

Delay(ディレイ)には最新のものから伝説クラスのものまで、さまざまは機種が存在します。

形状に関してもコンパクトタイプやラックタイプなどがありますので、何を買ったら良いか迷ってしまいますよね。

そこで代表的なディレイの機種をご紹介してみようと思います。

MXR M169 Carbon Copy Analog Delay

アナログディレイの定番として人気があり、ウォームで自然な音色を再現します。

デビューしてだいぶ経つモデルですが、今でもその人気は色褪せません。

シンプル設計で初心者でも比較的簡単に欲しい音に辿り着けるのも大きな魅力だと思います。

Boss DD-8 Digital Delay

デジタルディレイとして安定の人気を誇るのがこのBoss DD-8 Digital Delayです。

デジタルディレイの優れた機能性と多彩なエフェクトが内蔵されており、デジタルならではの最大40秒録音可能なルーパー機能など、ディレイに求める機能が網羅されています。

またディレイに慣れてくると欲しくなるキャリーオーバースイッチがついているのも魅力。

このスイッチでエフェクトをOFFした際にディレイ音を残すか、残さないかを選択可能になります。

入門には特におすすめの一台です。

Electro-Harmonix Memory Toy

この機種の良いところはなんと言ってもコンパクトなサイズながら高品質なディレイ効果を実現しているところ。

見てのとおりコントロールもシンプルなのでとても使いやすく、音質も良いため、入門者でも安心して導入できます。

アナログならではのウォームなディレイにコーラス機能も搭載しており、MODスイッチをオンにするとDeluxe Memory Manという高級機に搭載されているコーラスサウンドを得られます。

tc electronic FLASHBACK 2 DELAY & LOOPER

空間系と言えばtc electronicというほどハイクオリティなサウンドでお馴染みのメーカーです。

初代FLASHBACK DELAYのヒットにより、さらにブラッシュアップされて登場したのが本機。

クリアで自然なディレイサウンドは他のメーカーと一線を画す存在感があります。ルーパーもついているのでサウンドオンサウンドも楽しめます。

また、マートフォンアプリからエフェクトの設定をカスタマイズして本体に転送することが可能ですので、自分だけのオリジナルなディレイサウンドを作り出すこともできます。

なお、よりコンパクトなモデルが良い方には、小型のFLASHBACK 2 MINIも用意されています。


今回ご紹介した4機種はどれも使い方も比較的簡単なので、初心者にも安心しておすすめできる機種です。

是非、予算や好みで選んでみてくださいね!

ディレイを使った名曲とアーティスト

ブライアン・メイ(Queen)

“Bohemian Rhapsody”や”Killer Queen”など、ブライアン・メイのギターソロにはディレイが多用されています。

彼のギターソロやリフには、ディレイを使ったエコーやリピート効果が頻繁に使われており、音に広がりや深みを与えています。

デヴィッド・ギルモア(Pink Floyd)

“Comfortably Numb”や”Time”など、彼の叙事詩的なギターソロにディレイが使われており、独特のサウンドを生み出しています。

ジミ・ヘンドリックス

“Purple Haze”や”All Along the Watchtower”など、ジミヘンの演奏スタイルにはディレイが頻繁に使用されています。

アンディ・サマーズ(The Police)

“Message in a Bottle”や”Every Breath You Take”など、アンデイ・サマーズのギターにはディレイが欠かせません。

ジ・エッジ(U2)

“Where the Streets Have No Name”や”With or Without You”など、The Edgeのギターサウンドはディレイ効果を多用しており、ディレイの使い手としては最も有名なギタリストと言えます。

やっぱりDelay(ディレイ)は魅力的!

ここまでディレイの魅力をお伝えしてきました。

ディレイは、ギターサウンドに深みや広がりを与えるために是非一台持っておくと便利なエフェクターです。

また、リバーブやモジュレーション系エフェクターとの組み合わせにより、さらに自分の好みや演奏スタイルに合わせた音作りをすることができます。

初心者の方でも簡単に使えるような操作もシンプルでわかりやすく、誰でもすぐに使いこなすことができる機種もありますので(今回ご紹介した機種はどれもシンプルでおすすめです)、ぜひ予算に合わせて初めてのディレイを手にしてみてくださいね!

ディレイを使って、あなたの音楽表現を広げてくださいね!あなたのギターサウンドは間違いなく次のレベルに進化するはずです!

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